愛犬のカニヘンダックス♀12歳が、突然ふらふら歩くようになりました。
昨日まで元気に歩いていたのに、朝になると前足の動き方がぎこちなく、さらに次の日になるともっと歩き方が不自然になっていたこと。
昨年の暮れ、慢性肝炎の悪化で入院したばかり、これ以上病気になったら大変と、
椎間板ヘルニアの前兆を見逃していた
カニヘンダックスの歩き方がフラフラする前(1か月ほど前から)
散歩しようとリードをつけて外に出ても歩きたがらない
前足の根元を両手で持ち上げると痛がる
という症状がありました。
昨年、慢性肝炎で入院したときレントゲン撮影で指摘されていました。首のすぐ下の背中の骨が椎間板ヘルニアになるかもしれない、と。
なんだかパニックで頭が真っ白
椎間板ヘルニアになると急に歩けなくなるので、激しい動きや段差に気をつけるように言われていたので、十分に注意していました。
今回、別の動物病院でレントゲン撮影してみると、昨年指摘された背骨の上部が石灰化していること。
背骨の骨と骨のつなぎ目が、真っ白くなっていました。
椎間板とは、背骨の間にあるゼリー状の組織で、骨と骨の間でクッションのような役割をしています。椎間板は外側が「線維輪」という組織、内側が「髄核」という組織からなっています。椎間板が何らかの原因で逸脱し、脊髄を圧迫している状態が「椎間板ヘルニア」です。
椎間板ヘルニアが起こった場所により症状は異なりますが、肢に麻痺が起こり、場合によっては歩行困難になったり、排泄のコントロールができなくなったりします。
愛犬の背骨の間にあるゼリー状の組織がなくなり、石灰化したのは年齢によるもの。それだけ年をとったのだから仕方がない、と思いつつも、心配で心配で仕方ありません。
椎間板ヘルニアの2度の治療法は?
愛犬カニヘンダックスの椎間板ヘルニアの症状は2度。
後ろ足よりも前足のふらつき感が強く、足先を引きずるように歩くこと。よたよたと今にも倒れてしまいそうな感じの歩き方です。
椎間板ヘルニアの治療法として、内科療法を試しました。
愛犬が慢性肝炎の薬を服用しているので、ステロイドは使えないこと。2~4週間の絶対安静とサプリメントで対処することになりました。
とにかくサプリメントと安静でやってみて、だめならまた考えよう、という思いでした。
椎間板ヘルニアの症状は一気に悪化することもあるので、ケージにいれての絶対安静です。トイレとベットが置けるケージではなく、動くことができないようなお出かけ用のケージが望ましいと言われました。
家に誰かがいるときは、お出かけ用のケージに入れトイレの時だけ出してあげる
家に誰もいないときは、トイレとベットのあるケージにいれておきました
愛犬をケージに入れて1週間目までは、おとなしくしていました。2週間目になるとサプリメントが効いてきたのか、じっとしていることでヘルニアの痛みが回復してきたのか?しきりにケージから出たそうにしています。
サプリメントと2週間の安静で症状が回復
ケージに入れて安静にさせておいたおかげか、サプリメントのおかげか、
1週間後には、多少の足のもたつき感はあるものの、歩けるようになる
2週間後には、違和感なく歩けるようになる
しっかりと回復。2週間経つ頃には、歩くのも嫌がっていたのに、部屋の中を歩きまわれるほど元気に回復していました(*´▽`*)
椎間板ヘルニアの症状は急に悪化することもある
椎間板ヘルニアの症状は、今日は平気でも明日になると急に悪化することもある。
油断できない病気です。
段差に気をつける
足に負担をかけないようにする
背骨に負担がかかる姿勢、二本足で立たせない
抱っこするときは背中に負担のかからない横抱きにする
カニヘンダックス椎間板ヘルニアのまとめ
元気でも定期的に健康診断を受ける
歩き方がおかしい、散歩に行きたがらない、足を触ると痛がる場合、すぐに動物病院に連れて行く
足に負担のかかることをしない
犬は人間の4倍ものスピードで年をとります。数日様子をみてから、と思っていると病気が進行して取り返しのつかないことになる恐れもあること。
▼元気になって良かったね、もく♪