コロナ禍で時間ができたこともあり、昨年2020年の秋に種から花を咲かせようと、ダイソーや通販サイトでネモフィラ、ストック、キンギョソウ、ルピナスの種を購入。
年内までは順調に育ってきたのですが、2020年の終わりから2021年にかけて大寒波が到来。今住んでいる福島南部でも例年の冬場の最低気温は-7℃ほど。
なんと大寒波で-11℃を下回る極寒になってしまいました。
大寒波で霜よけの不織布まで凍る
育てている花の苗は、霜よけとしてマルチングと不織布をかけていました。先週の大寒波の朝、気になって庭を見に行くと霜よけの不織布までカチカチに凍っていました。
寒さでダメになってしまった花の苗は?
寒さにやられてしまったのは、苗の成長が遅く小さかったものです。寒さにやられてしまった花の苗は、ネモフィラです。
▼寒さに負けてしまった、しなしなになってしまった東側のネモフィラの苗。
こちらも東側花壇のネモフィラの苗。ぱっと見た感じ苗が元気そうに見えるのですが、明らかに葉の数が減っています。
腐葉土をたっぷり使った(マルチングをしっかり)大きく育っているネモフィラの苗は、若干元気でした。不織布の下で凍ったりとけたりを繰り返しても、なんとか寒さに耐えている様子。
それでも、葉の色が若干変色しているのがわかります。
▼こちらは腐葉土いっぱい使った東側の花壇のネモフィラ。一番苗が元気かもしれません。
昨年12月上旬のネモフィラ。葉の色がキレイです(*´▽`*)
寒冷地で秋まきネモフィラ栽培している方のブログを読んでみると、やはり越冬が難しく地植えした苗のほとんど育たなかったことが多いようです。
たくさんネモフィラの苗を栽培しても、花が咲いたのは1割もないくらい。
ネモフィラは霜にあてないこと。霜に何度も当たると凍ったりとけたりで苗が傷みます。不織布で霜よけをしても耐えて-5℃くらいまでだと感じました。
寒冷地の場合は露地栽培は難しい?春に花をたくさん咲かせるには、
- プランター栽培にする
- 冬の寒い時期の朝晩は、霜があたらない場所に移動する
のが良いのかもしれません。
プランターも薄いプラスチックのものだと凍りついてしまいました。寒さから苗を守るためプランターを2重にする。プランターの間にプチプチを入れる。
寒さで苗が凍らないようにフリースなどでプランターの周りをくるむ。など工夫が必要かもしれません。
ストックの葉がカチカチに凍る
霜にあたるとダメになる、凍結させると苗が傷むと耳にしてたストックの苗。年内は寒さで少し凍ることがあったのですが、さすがに大寒波の朝は急速冷凍庫に入れたようにカチカチになっています。
▼大寒波後のストックの苗の状態。見事にカッチカチ。
ストックの苗は種から順調に育っていただけありショック。もうダメかもしれない……。
と思っていたのですが、大寒波から1週間後に不織布を外してみると、なんとか元気でした(*´▽`*)
葉はしなしなですね。
南側のストックの苗も見てみます。
不織布を外して苗の状態を見てみると、
南側の明るい日陰のストックたちも、なんとか無事でした(*´▽`*)
▼南側の明るい日陰のストックたち。腐葉土を多めにしいたせいか元気です。
良かった~。
アップの画像です。苗の中央に小さな葉が見えていますね。ストックの種まきから4か月です。
ストックの種まきから定植までの様子は、こちらで紹介しています。
小さくほとんど成長を感じなかった金魚草は?
金魚草も見事にカチカチに凍っています。金魚草は種まきをしてから成長が遅く、元気の良い苗を日当たりの良い場所に移し不織布をかけておきました。
ちなみにダイソーの金魚草です。先週の大寒波では、かちかちに葉が凍っていたのですが、
大寒波から1週間後、不織布の下の金魚草を見てみると、なんとか無事です。
9月中旬に種まきした金魚草。成長が遅く、種を蒔いたことを忘れることもあったのですが、南側の日当たりの良い場所に定植したおかげか元気に育っています。
寒さでほとんど成長を感じないルピナスは?
種から育てたルピナスは東側の花壇に定植。苗が小さなうちに定植してしまったせいか、苗の大きさは5㎝ほど。
寒波で凍りながらも葉を放射線状に広げて、なんとか生きています。
▼1つ目のルピナス
2つ目のルピナス。
3つ目のルピナス。
う~ん、ルピナス大丈夫なのか?本当に育つのか不安です。
本葉が3枚くらいの時に定植してから、ほとんど成長を感じられません。本葉があと数枚、5枚くらいになるまで待ってから定植したほうが良かったのか?
簡単な霜よけをしなかったアグロステンマ
アグロステンマは2か所に苗を植えています。最初に苗を植えたアグロステンマは、年内に手のひらサイズの苗に成長。
アグロステンマの霜よけは不織布を使わず、腐葉土を3㎝ほど株元に乗せただけ。
▼最初に苗を植えたアグロステンマです。
アグロステンマの葉が若干しなしなになっている気もしますが、大寒波の影響はあまり受けていない様子。
もう1か所のアグロステンマの苗は、3~5㎝ほど。
小さなアグロステンマの苗は枯れかけているものもありますが、それ以外の苗は元気です。
2つの場所のアグロステンマの苗を比較すると、苗が小さいほうが寒さにやられず、葉もしなしなにならず元気に育っています。
まとめ
福島県南、2021年の大寒波最低気温-11℃を耐えた寒さに負けずにいる苗は、
日当たりの良い場所で腐葉土でマルチングをしっかり、不織布をかけて霜よけをしたものです。
大寒波で株のダメージを受けたのは、不織布がきちんとかかっていなかった、風の強く吹く場所に植えたネモフィラのみでした。
寒さよりも寒風がダメージを与えるみたいです。
ネモフィラは寒冷地の場合は、春まきかプランター栽培で霜にあたらないように注意するのが必要です。
日当たり、なるべく風にあたらない場所、マルチング、不織布
腐葉土でマルチングをする場合は、株元に5㎝くらいの厚みになるようにするそうです。
と聞いたのですが、まだ小さな苗だと5㎝も腐葉土でマルチングしたら苗が埋まってしまうのでは?と気になりました。私は3㎝ほどマルチングしませんでした。
寒さでダメになってしまったネモフィラの苗は、もったいないからといって選別をしなかったこと。間引きする段階で小さかった苗は、しっかり育たないのでは?と感じました。
2021年3月15日追記
年末年始の大寒波で苗がやられてしまったと思ったのですが、
- ネモフィラ
- キンギョソウ
- アグロステンマ
は3月になり気温があがるとともに、すくすく成長越冬成功です。
ルピナスは越冬には問題がなかったのですが、花壇の土壌改良を考えず植えてしまったので苗がほとんど成長しませんでした。
越冬失敗だったのは、
ストックは寒冷地の秋まき(露地栽培)は無理があったようです。育てた苗が半分になってしまった。