昨年の9月の半ばに種まきしたダイソーとトーホクのネモフィラ。
寒冷地でも露地栽培越冬成功♪2月になってブルーのかわいらしい花を咲かせてくれた、と思っていたら、ネモフィラの苗に異変が起きました。
1株だけネモフィラの苗がぐったり
朝見るとなんともなかったネモフィラの苗1株が、お昼になるとぐったりしている。
すべてのネモフィラの苗に異変があったのではなく、東側の花壇に植えたネモフィラの苗ひとつだけ。
お昼に株元をよく見ても虫がついた形跡もない。苗をひっぱってみると、すぽんと簡単に根っこが抜けました。
ガーン、これはネキリムシの被害に違いない……。
ショックすぎて写真にとる余裕もありませんでした。
ネモフィラ苗と花の様子は、朝と昼と夕方と1日3回チェックしていたのに。ネキリムシにやられると、すぐに苗が元気なくなります。
しかもネキリムシの被害にあったネモフィラは、花が咲いたばかりでつぼみがたくさんついていました苗です。
この時は、土を掘り返してもネキリムシは出てきませんでした。
株元がぐらぐらになっている
ふと心配になり、他のネモフィラの苗をチェックしてみると、ほとんどの苗の株元がぐらぐらになってきていること。
このままではまずい、なんとかしないと。
ちょっとネットで検索してみると、ネモフィラの苗が大きくなると倒れやすい。ネモフィラの株元をぱくっと虫に食べられてしまうことがある、という情報を発見。
9月に種まきして半年かけてやっと花が咲いたネモフィラ。
このままネキリムシの被害にあって、花を咲かせられないなんて悔しいし悲しすぎる。
と、ネキリムシ対策をしてみました。
試してみたネキリムシ対策
砕いた卵の殻を苗の周りにまく
とりあえず今できる方法を探すと、くだいた卵の殻を株元にまくという方法。
卵ならどこの家庭にでもあるし、すぐに手に入る。卵の殻をくだいて株の周りにばらまくことで、ネキリムシが株元に近づけないようにします。
アルミホイルで株元をおおう
アルミホイルは株元の2、3センチのところまでおおう(巻きつける)ことで、ネキリムシが株元をかみ切ることができなくなる苗を守る方法。
アルミホイルもどこの家庭にもあるし、今すぐにでもできる。
さっそく、20株近くのネモフィラの株元にアルミホイルを巻きつけてみました。
アルミホイルをネモフィラがどんどん成長、大きくなってぐらぐらと不安定になっていた苗もアルミホイルを巻きつけることで、苗がぐらぐらせずしっかりと安定していい感じです。
苗の数が多いと大変ですが、苗の数が少ないのならアルミホイルで対策するのはいいかもしれません。
家にあったスミフェート(オルトランのジェネリック)も株元にまいておきました。
▼アルミホイルと卵の殻で対策したのに、もう一株ネキリムシにやられてしまう結末に。卵の殻をもっと細かくするべきだった?
ネモフィラの株元に卵の殻とアルミホイルで根きり虫対策のその後……。
2週間くらいは全く被害がなかったのですが、再び同じように苗がぐったりしているのを発見。土を掘り返してみると死んでいるネキリムシの幼虫が出てきました。
農薬が効いたのか。
そのほかの根きり虫対策
- 上下カットしたペットボトルを土の苗に埋め込み苗を守る
- 農薬を使う(ネキリべイト)
- ミニ水仙を植える(テタテート)
などがあります。
500mlの上下をカットしたペットボトルを土に埋め込む方法は、苗が大きくなりすぎてできそうにない。
ミニ水仙(テタテート)はネキリムシ(コガネムシ)が嫌いな植物なんだとか。もう4月なので今からミニ水仙を植えるのは遅すぎる。
ということで、農薬を使いました。
農薬は家にあったスミフェート(オルトランのジェネリック)をまいてみたのですが、
すでにネキリムシの被害があるときは、オルトランよりもネキリベイトの方が効き目があると聞きました。
オルトランとネキリベイトの違いは
- オルトランは植物の周りに撒くことで農薬の成分が葉や根から浸透。その根や葉を害虫が食べることで退治
- ネキリベイトは植物の周りに撒くことで、一晩で害虫を誘い出し食べさせて退治
ネキリべイトは近所のホームセンターになさそうだったので通販で購入。
ネキリベイトは600グラム入りで意外と量がありました。ネキリベイトは、まだ使っていませんが、これからの苗の植え付け時に使ってみるつもりです。
ネキリムシの被害はネモフィラだけでなく、秋に種まきしたアグロステンマも何株か被害にあっていること。ネキリベイトがあれば種まきも安心できそう(*´▽`*)
まとめ
ネキリムシは植えつけ時のちいさな苗しか狙わないと思ったのですが、大きく成長した苗もネキリムシにやられてしまいました。
ネキリムシ虫対策には、
- くだいた卵の殻をまく
- 株元の2、3センチのところをアルミホイルでまく
- ネキリムシの嫌うミニ水仙を植える
- 農薬を使う(ネキリベイト)
苗の植えつけ時なら、ペットボトルの上下を切り抜いたものを土の中にうめる、という方法もあるようです。
ほかにもコーヒーや米ぬかを使う方法もあるようですね。
苗が少ないうちなら卵の殻やアルミホイルもよいですが、苗の数が多いなら農薬を使うのもありかもしれません。
しっかりネキリムシ対策をして大切な苗を守りたいですね。
卵の殻とアルミホイルでネキリムシ対策したネモフィラは、被害にあった2株をのぞき元気に育っていい感じです。
肥料が多かったのか、わさわさに茂ってしまったネモフィラの苗。
アルミホイルで固定するまではぐらぐらと株元が安定しなかったネモフィラの苗。しっかりと株元をアルミホイルで固定してから花が咲いてきました。
次々とブルーの小さな花を咲かせてくれて、毎日の癒しになっています。ネモフィラが満開になるまであと少し。