寒冷地(福島県南)で秋まきのネモフィラ栽培、露地植えでわかったことをまとめます。
ネモフィラ寒冷地秋まきの露地栽培のデメリットは、
- 霜よけ、不織布をかけたり面倒である
- 寒さで葉が傷む。種まきから開花までの期間が長い
- 株が大きくなると雨や風で倒れて見苦しい
ネモフィラ寒冷地秋まき露地栽培のメリットは、
- 早ければ2月中旬から開花する
- チューリップとネモフィラのコラボがみることができる
- 株が大きくなるので、1株でもボリュームが出て豪華
秋まき露地栽培で霜よけも面倒に感じたのですが、ネモフィラの開花時は感動しますね(*´▽`*)
秋まきは開花までの期間が長いのですが、春先に花を見ることができるのが最大のメリットに感じます。
↓種まきから種ができるまでの経過はこちらです↓
ネモフィラの種まき
最高気温26℃、最低気温18℃。
9月中旬過ぎ。種まきから6日ほどで発芽。残暑が厳しく、立ち枯病で発芽後消えた芽も。
残暑が厳しいと種まきが遅くなってしまう(霜が降りるまでに植え付けできなくなる)、室内で種まきするのもありかもしれません。
ネモフィラを花壇に移植
最高気温19℃、最低気温14℃。
10月上旬、ネモフィラを花壇に定植。定植後、1週間で倍くらいの大きさに成長。
霜よけ(不織布をかける)、腐葉土でマルチング
最高気温16℃、最低気温9℃。
10月後半からぐっと気温が低くなる。初霜注意報が出たので、11月上旬、霜よけ対策をする。不織布と腐葉土でマルチング。
ネモフィラの耐寒性
年末から年始にかけ2021年の冬は大寒波到来。最低気温-11℃。
不織布とマルチングだけで霜よけしたネモフィラ。葉が凍りながらも、不織布で寒風をさけたおかげで無事成長。
寒冷地の場合、寒さよりも寒風をよけるのが大切に感じました。(不織布がしっかりかかっていなかった苗は、葉がボロボロに。
寒さで赤く葉の色が変色しても、春にはしっかり開花しました。
霜よけ(不織布をはずす)
最高気温6℃、最低気温-6℃。
2月上旬、最低気温が2ケタになる日もなく、最低気温も-5、6℃程度。気温がマイナスになる日が少なくなってきたので不織布をはずす。
ネモフィラ開花はじまる
最高気温16℃、最低気温6℃。
不織布を外してからネモフィラの葉に元気が出てくる。冬の間、地面に張り付くような葉が、どんどん立ち上がってくる。
葉の数もぐっと増えてくる。
2月中旬過ぎ、日当たりのよい場所のネモフィラから開花はじまる。
桜の開花とともに、ネモフィラの開花数が増えてくる
最高気温18℃、最低気温9℃。
桜の開花とともにネモフイラの開花数が増えてくる。同じように育てたネモフィラでも、葉ばかり茂って花が咲かなかったり、葉が少なくても開花する苗も。
日当たりや肥料、土壌環境でも微妙に違ってくるのかもしれない。
ネモフィラ満開になる
最高気温が20℃ほどになるとネモフィラが満開に。ネモフィラの咲き方に違いが出てくる。
↓チューリップの横で、肥料を与えたネモフィラは徒長気味。
4月後半~5月上旬、成長に差があった苗も(葉ばかり茂って花がなかなか咲かない)ブルーの花を咲かせてくれました。
↓肥料をまったく与えなかったネモフィラは花が多め。
開花時期を少しでも伸ばすため、1日の中で何回か花がら摘みをする。
開花時期を少しでものばすために、咲き終わった花がらを摘む。花がらを摘む際、花だけでなく、花茎から摘み取るのがよいのだとか。花だけとっても、ガクが残っていると結実して種ができてしまうのだとか。
暑さで徒長してくる
5月中旬~。春なのに気温がぐ~んと上がる日もあり、20℃前半まで気温が上がると、ネモフィラが暑さで徒長してくる。
苗が徒長して株が雨風で倒れぐったりしている苗も。
花の色も少しずつ薄くなってきました。
再び気温が20℃ほどに下がると元気に花を咲かせていることも。
育てているネモフィラを見ていると、10℃後半~20℃くらいが生育適温のよう。
どんどんほふくして、1か月あまりで苗が4倍以上に広がる。
気温が高く雨降りが続くと徒長してしまう。徒長すると苗が倒れてしまうのがデメリットです。
ネモフィラ撤去
5月中旬過ぎ、最高気温22℃、最低気温14℃。
暑さで徒長しているネモフィラの苗を撤去。つぼみは上がってきているのですが、雨降りが続くので撤去しました。
種を採るため1株だけ残しておくことに。
種ができてくる
5月下旬、種ができてきました。
青い部分が茶色くなれば、種がとれます。
まとめ
- ネモフィラの種まきから開花がはじまるまでの期間は5か月
- 満開になってから開花の期間は1か月ほど
- 種まきが早すぎると立ち枯病や苗が徒長してしまう
- 越冬のポイントは寒風をさけること
- 桜が開花する頃からネモフィラの開花がどんどん進み、ゴールデンウィークあたりが満開のピーク
- 一番ネモフィラがキレイに開花する気温は、15~20℃くらい
- 肥料は与えすぎないほうが徒長しにくく、きれいに開花
- 日陰でも開花しますが、日向の方がネモフィラの花つきが良い
- 気温が高くなってきてからのネキリムシに注意
はじめてのネモフィラ栽培は、ネキリムシの被害をのぞけば比較的簡単でした。寒冷地だと霜よけの手間がかかってしまいますが、春先の満開のネモフィラを見ると、秋まきする価値は十分あると感じます(*´▽`*)
ネモフィラの春まき栽培も試しているので、結果はまた記事にしますね。
最後まで記事をお読みくださり、ありがとうございました☆