昨年の秋に種まきしたダイソーのジャーマンカモミールが寒冷地(福島県南部)すくすく成長。ジャーマンカモミールはこぼれ種でどんどん増えていること。
↓ジャーマンカモミールの種まきの過去記事はこちら。
ジャーマンカモミールがうまく育つなら、ローマンカモミールも育つのでは?と今度はローマンカモミールを種から栽培してみます(*´▽`*)
【ローマンカモミール】と一緒にマーガレットによく似た花を咲かせてくれる【ダイヤーズカモミール】も種から育ててみることに。
ローマンカモミールとダイヤーズカモミールの種は、楽天の日光種苗で購入しました。
ローマンカモミールの特徴と種まき方法
- キク科の多年草
- 草丈 20~30センチ
- 発芽適温15~20℃
- 種まき時期 春3月~6月・秋9月~10月頃
- 開花時期 4月~6月頃
▼ローマンカモミールの種は、1ミリ程と、とっても小さいです。
ローマンカモミールの種まき方法は、種まきの方法は苗床にばらまき、軽く土をかけて発芽して本葉5~6枚になった頃、30センチくらいの間隔に定植。
ダイヤーズカモミールの特徴と種まき方法
- キク科の多年草
- 草丈 50~60センチ
- 発芽適温 15℃~25℃
- 種まき時期 春4月~6月・秋9月~10月頃
- 開花時期 5月~10月
▼ダイヤーズカモミールの種です。ローマンカモミールに比べて種が2ミリほどと若干大きい。
ダイヤーズカモミールの種まき方法は、苗床に3~5センチの間隔で点まき。軽く土をかけ水をかける。発芽して3~4センチに成長したら一度仮植え。本葉7~8枚の頃、30センチ間隔に定植。
ローマンカモミールとダイヤーズカモミールを育てる環境
栽培する地域 | 福島県南部 |
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種まきする時期 | 9月上旬 |
種まき・育苗する場所 | 発芽するまでは室内で、その後は屋外の雨のかからない場所へ |
種まきする土 | さし芽種まきの土 |
育苗方法 | プラグトレーで種まき(底面給水)→ポット上げの予定 |
ローマンカモミールとダイヤーズカモミールの種まき開始
9月6日。最高気温20℃、最低気温15℃。
9月になり天気予報でも数日涼しい日が続く、ということでローマンカモミールとダイヤーズカモミールの種まき開始。
プラグトレーを使ったのは、育苗中の置き場所が少ないことと土を無駄に使いたくないから。春まきで種を使っていたので、残りの種が少なかったからです。
種が小さいものは苗床にばらまきしてから、ポット上げする方が楽かもしれません。
- 種まきには72穴(12×6)のプラグトレーをカットして使用
- 種まき用の土は、さし芽種まきの土を使用
- ローマンカモミールはひとつのセルに4粒~
- ダイヤーズカモミールはひとつのセルに1~2粒
種まき用土をプラグトレーに入れた後、ジョーロで水を与え土を湿らせ、つま楊枝に水をつけ、ひとつぶひとつぶ種まき。
カモミールは発芽に光が必要な植物なので、種の上から土をかぶせることはしませんでした。
種まき後は乾かさないよう、一日に数回霧吹きで水を与える。
▼発芽するまでは、こんな感じでふんわりとラップをかけていました。プラグトレーは育苗トレイに入れて置いています。
種まき後、発芽するまではリビングの窓際に置き、発芽したら屋外の風通しのよい雨のかからない場所(軒下)に移動させました。
使った種まき用土は手ごろな5ℓサイズです
種まき後3日で発芽はじまる~
9月8日。最高気温17℃、最低気温12℃。
ダイヤーズカモミールの発芽がはじまりました。(種まきから3日後)
翌日9月9日。ローマンカモミールの発芽がはじまる。(種まきから4日後)
9月10日。最高気温28℃、最低気温17℃。
残暑がもどってきました。室内の温度も高くなったせいか、ダイヤーズカモミールの発芽数がぐっと増えてきました。
▼ダイヤーズカモミール種まき(5日目)
気温が高くなってきたせいか、徒長しているような……。
ローマンカモミールも少しずつ発芽数が増えてきています。
発芽数が増えてきたので、ダイソーの食器洗いかごに入れ底面給水にしました。
今回、種まきで底面給水をはじめて試したみましたが、気になるのは水の量でした。
種まきする際、はじめは十分に土を湿らせた後、あとはうっすら土が湿っている状態ベストだそうです。毎日水やりをしなくても大丈夫。
発芽するまでは土を絶対に乾かさない、というのが大切ですが、
必要以上に底面給水の量を増やすと土が水分を含みすぎてしまい、逆に発芽しにくくなるんだとか。
水を与えすぎないためにも、浅めのトレイ(1.5センチほど)のものを使うと良いかもしれません。
9月11日。最高気温25℃、最低気温17℃。
種まき後6日ほどで、
- ダイヤーズカモミール、80%ほど発芽
- ローマンカモミール、60%ほど発芽
徒長も気になるので、夕方から屋外に出しました。
この日、暑くなるからと必要以上に底面給水の量を増やしていたこと。水も毎日足していました。土が湿っているのなら毎日水やりをしなくても大丈夫です。
9月14日。最高気温23℃、最低気温14℃。
種まきから8日目。ダイヤーズカモミール、ローマンカモミールともに、ほとんどのセルから発芽。発芽率は90%以上かな。
▼種まき9日後のダイヤーズカモミールとローマンカモミール。上の画像がダイヤーズカモミールで、下の画像がローマンカモミールです。
発芽がそろったので一度底面給水をやめてみました。(土は乾かしすぎないよう注意。土が薄茶色になったら、やさしく底面給水するのを忘れない)
ローマンカモミールはダイヤーズカモミールに比べ、種も小さかったせいか発芽した芽も繊細な気が……。
▼種まき後、9日目のローマンカモミール。
▼ローマンカモミールに比べて、丈夫そうなダイヤーズカモミールの発芽後の芽。
種まき後2週間、カモミール2種の発芽がほぼそろう
9月18日。最高気温22℃、最低気温18℃。
カモミール2種、ダイヤーズとローマンの発芽率が上昇。ダイヤーズカモミールとローマンカモミールの発芽率は99%っていってもいいかも(*´▽`*)
▼かわいらしい本葉も見えてきた、ローマンカモミール。
▼ダイヤーズカモミールも本葉が見えてきました。底面給水で水が多すぎたせいか、徒長しているのが気になる。(今現在は、底面給水をやめています)
カモミール2種は、プラグトレーの底まで根がまわってくるまで育て→ポット上げの予定です(*´▽`*)
ダイヤーズカモミールはローマンカモミールに比べ成長が早いです。
▼こちらは今年(2021年)の5月に種まきしたダイヤーズカモミール。
本葉が出たくらいで地植えしたのですが、幅5センチくらいに大きく成長しています。
特に目立った病気も見当たらず、すくすく成長しています。
ここまでにわかったこと。
ダイヤーズカモミール、ローマンカモミールは、プラグトレーを使うより、鉢や育苗箱にばらまきしてから間引くほうが簡単でした。(土が多い分、水分管理も楽)
プラグトレーを使うと容器が小さい分、水分量の管理が慣れるまで面倒に感じました。
特にローマンカモミールは種が小さいので、ばらまきしてから発芽した後の芽をポット上げするほうが楽かもしれません。
種まき後3週間、本葉が成長してくる
9月25日。最高気温19℃、最低気温14℃。
ダイヤーズカモミールの本葉が少しずつ広がるように大きく成長。
ローマンカモミールも、ここ1週間で本葉が少しずつ伸びてきています。
すくすく成長中です(*´▽`*)
今回育てているローマンカモミールの種とダイヤーズカモミールの種は日光種苗です。
ダイヤーズカモミールの種