2021年の秋に種まきしたネモフィラ3種。昨年は種から育てたネモフィラは本葉が出た頃、花壇に植えたのですが寒冷地ということもあり霜よけ作業が大変でした。
寒冷地では露地植えせずポットで育てたほうが無難かもしれない、ということで、
今年のネモフィラ越冬方法は、
- 育苗中のポットのまま冬越し
- ポットで育苗→プランター、鉢に植え替える
というふたつの方法をとることにしました。
ちなみに栽培環境は福島県南。冬で一番寒いときだと-9℃ほどになります。
前回の記事はこちら。
種まきから発芽までのダイソーの不織布と麻袋で霜よけ
ダイソーの不織布を使うつもりでしたが、
今年は昨年より日当たりの良い軒下(南側)で育苗中ということで油断していました。(軒下で風が直接当たるところでもなかったので)
▼ちなみにこちらの画像は12月12日です。最低気温も-1℃ほどで、そこまで寒くなかったです。南側の軒下で前に置いた大きなプランターが風よけになっているせいか、葉の状態も良いです(*´▽`*)
12月中旬過ぎ-5℃を下回る時期に霜よけ開始
不織布で霜よけしたのが12月の中旬すぎ。気がついたときには、数個のネモフィラの苗が霜でやられていました。種まきが遅れた苗はほぼ全滅状態。
びっくりして写真撮り忘れました。ごめんなさい。
12月19日に最低気温が一気に-5℃になったので、寒さ葉が傷んだのかもしれません。
最低気温がマイナスになる日が出てきたら、素直に霜よけをしていたほうが正解でした。
※その年によって寒さも違うのでなんとも言えませんが、霜よけの目安は12月に入ったころかな。
昨年は初霜警報が出て11月の頭にダイソーの不織布を霜よけシートとして使いました。【ダイソー不織布】100円なのに使える!ネモフィラ栽培の霜よけ効果④
不織布で霜よけしても寒冷地で朝晩の冷え込みが激しいと、ポットごとカチコチに凍ってしまいます。
12月に入って-5℃を下回るような日や日中の最高気温が-になる日があるなら、寒さが厳しいときだけでも(夜だけ)でも室内に入れておいた方が無難かもしれません。
※室内に入れる場合でも、あまりにも暖房が効き過ぎた部屋は避けたほうが無難です。(気温差が苗にストレスになるため)
ダイソーの不織布は2枚重ねで使用
ダイソーの不織布は一枚だと薄いので、2枚重ねにしてプランターをおおい、洗濯ばさみで止めました。
不織布は天気の良い日は外していたのですが、家にずっといるわけではないので取り外しが大変。1月になってからは、ずっと不織布をかけっぱなし。
不織布をかけっぱなしでも水分や光を透すようで、成長に不具合はありませんでした。
▼1月27日のプランターのネモフィラ
不織布をはずしてみると、根がしっかり張っているせいか、それほど寒さで葉が傷んでいません。
麻袋と段ボールで霜よけ
鉢に植え替えたネモフィラは、ちょっと厚めの段ボールに入れて
(左端の素焼きのネモフィラは苗が小さすぎため、霜でやられてしまいました。復活は無理そうかな)
鬼くるみの殻を購入したときに入っていた麻袋を使用。
麻袋は切り開いているわけでもなく、厚手なので夜の間だけかけておきました。麻袋が飛ばされないよう洗濯ばさみで固定しています。
段ボール+麻袋が最強らしく、今のところ(1月下旬)寒さで葉が傷むこともありません。
ネモフィラの苗を夜間だけ室内に移動
1月も10日くらい経った頃、あまりにも寒さが厳しくなってきました。夜間だけ室内にネモフィラの育苗ポットを入れることに。
育苗ポットは日当たりの良い南側の軒下に置いているから大丈夫、と霜よけ対策をしませんでした。霜柱で育苗ポットの土が浮き上がってしまい苗も霜で傷んでしまって。
▼後から種まきした苗が小さなネモフィラは、かなり霜でやられています。ぼろぼろになった葉はていねいに取り除きました。
室内は床暖房20℃前後。リビングにおいてある無加温温室にいれました。熱がこもらないようビニールはあけておく。
昼間になっても日中気温がマイナスのままの日は、そのまま室内に入れておきました。
室内に移動する時間と、室内から外に出す時間は、
だいたい夜の6時過ぎくらいに室内へ。朝の7時前には外に出しています。
インシグニスブルーとペニーブラック?につぼみが
1月27日。最高気温4℃、最低気温-2℃。
気温がマイナスになる夜間だけ室内にいれておいたネモフィラ。霜でやられてしまった葉も少しずつ元気になってきました。
だいぶ復活(*´▽`*)
お昼に苗をみると、かわいらしいつぼみを発見。つぼみがついていたのは、気温が下がる夜だけ室内にいれておいたネモフィラです。
葉っぱはところどころ霜で傷んでしまっていたけれど、つぼみをつけてくれて嬉しい。
インシグニスブルーのつぼみ第一号。かわいいですね(*´▽`*)
と、こちらはペニーブラック?それともマキュラータ?
昨年の露地植えのインシグニスブルーはつぼみがついたのが、たしか2月中旬過ぎだったような(*´▽`*)
【寒冷地のネモフィラ秋まき】霜よけ対策の不織布を外してから開花まで⑥
インシグニスブルー開花
2月1日。最高気温5℃、最低気温-4℃。
お昼にふと窓の外のネモフィラに目を向けると、ブルーの小さな花が咲いていました。インシグニスブルーの花の直径は1.5センチほどかな。
立春を過ぎた頃、ネモフィラに次々とつぼみがついてきました。
ここにも(*´▽`*)
今週末から来週にかけて厳しい冷え込みになるそう。ネモフイラの苗が傷まないように気温があまりにも低い日は育苗ポットごと室内に入れておくかもしれません。
【まとめ】ここまででわかったこと
- 寒冷地秋まきのネモフィラで種まきが遅れると、霜にやられる確率が高くなる
- 苗が小さなうちは夜だけ室内に取り込むのが無難かもしれません
- 種まきしたネモフィラ3種のうち、インシグニスブルーが一番寒さに弱い
昨年花壇で越冬させたインシグニスブルーは、不織布で霜よけしても葉が寒さで消えかけてることも。葉が少なくなっても根がしっかり張っていれば、春になると新しい葉がたくさん出てきました。
寒冷地秋まきでネモフィラを冬越しさせるには、寒くなるまでにしっかり根を張らせること。
苗が小さなうちは気温がマイナスになる日は室内にとりこむことが安心かもしれません。
ネモフィラの寒冷地秋まき栽培は、秋に庭に植えつけするよりポットで育苗するほうが場所も取らず目が届きやすく楽に感じました。
▼室内で発芽させたインシグニスブルー。天気の良い日中だけ外に出しています。